活動報告

実施報告:「インクルーシブダンスから考える共生社会〜ダンスを通して多様性と共生を考える対話の場」を開催しました

リカレント教育ユニットは、OH ALL!!北海道インクルーシブダンス協会が、2026年5月28日(木)、北海道大学札幌キャンパスの遠友学舎を会場にして主催した、対話イベント「インクルーシブダンスから考える共生社会〜ダンスを通して多様性と共生を考える対話の場」に共催として参画しました。
18:30に始まったイベントには、インクルーシブダンス協会の関係者を含め、40名が参加しました。リカレント教育ユニットからは、特任教授の種村が参加し、ワークショップの講師を務めました。

〈ワークショップ前の様子、夕方の遠友学舎が会場です〉


対話イベントでは、種村を含め4人のファシリテーターが、それぞれ特徴のある身体を動かすアクティビティを行いました。
おーさんは、誰もがいつでも絶えず行っている、呼吸と心拍に意識を向けるワークを行いました。呼吸に合わせて手を上げ下げすることで、誰もが異なる呼吸のリズムを持っていることがわかりました。また、全体で行うと、知らず知らずのうちに、手の上下が同調していくこと、すなわち「呼吸が合っていくこと」を体験することもできました。
種村は、円をつくったメンバーの名前を呼び、その名前を受け取って応えるワークを行いました。呼びかけられた自分の名前に応答することは、最もシンプルなコミュニケーションです。一方で、応答できること、すなわちレスポンシビリティ(responsibility)は責任の語源であり、私たちが社会関係を構築する基盤になると種村は指摘しました。
ダンサーのMAMEは、リズムに合わせて身体を動かすアクティビティを行いました。リズムに合わせて身体を動かすことから生まれる、私たちの身体感覚に根ざした楽しさを体験しつつ「リズムに合わせる」とはどういうことかについて、改めて考えるワークになりました。
同じくダンサーの鈴木明倫は「名前を交換する旅」のアクティビティを行いました。各人が自分を表すシグネチャー(ハンドサイン)を考えます。ランダムに歩き、出会った人同士が、名前とシグネチャーを交換します。交換した名前を持って、ランダムに出会った相手と名前とシグネチャーを交換していけば、いつか自分の名前に出会うことできます。

〈ワークショップのファシリテーターを務めた、ダンサーの明倫とMAME〉


身体・リズム・名前、一人ひとり違う者同士が出会って、誰もが仲間はずれになることなく、一緒の時間を過ごすことができること。これがインクルーシブ(社会包摂)の原点なのではないかと感じました。
リカレント教育ユニットは、北海道大学の社会貢献活動の一環として、社会人が参加し学び合う場を、他の学外組織と協力して、創り続けていきたいと考えています。

〈閉会の挨拶をする種村特任教授〉

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