活動報告

実施報告:「共生のまちづくり」を考える市民ワークショップに協力しました。

リカレント教育推進部と共生を支えるコミュニティマネージャー養成プログラム(ささプロ)は、12月13日(土)、札幌市まちづくり政策局ユニバーサル推進室が主催となって実施した「「共生のまちづくり」を考える市民ワークショップ」に、北海道LSPファシリテーターズと共に協力として参画しました。リカレント教育推進部部長の川本思心が、ワークショップ全体の設計と進行を務めました。

全体進行を務める川本思心リカレント教育推進部部長

このワークショップには、ふたつの特徴があります。ひとつは、参加者の募集方法です。札幌市に住民登録がある市民の中から、2,000名を無作為抽出して、募集を行いました。さらに応募者の中から、性別や世代、在住区が均等になるように抽選を行い、参加者を選びます。もうひとつは、参加者同士の対話を促進するために、レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用したワークショップとして設計している点です。

レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用したワークショップを行いました

25人の参加者は、年齢性別が多様になるように調整された6つのグループに分かれました。最初に参加者は、札幌市が今年制定した「札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例(愛称:つながるさっぽろ条例)」と共生社会の実現に向けた札幌市の取組について情報提供を受けました。その後、参加者はレゴ®ブロックを組み立てに慣れてから、最初のお題「こんな“共生”はちょっと違う」の制作に取りかかります。自分の体験や思いに基づいた作品を通じて、参加者同士が対話を重ねます。
次に参加者は「私にとって最高に心地よい共生」の制作を行います。参加者それぞれが望ましいと考える共生社会のあり方が、レゴ®ブロックで作られていきます。そして、自身の創作した作品を通して「共生」を語ることで、抽象的な概念の内容をより具体的に語ることができるようになります。

レゴ®ブロックを使ってそれぞれの「私にとって最高に心地よい共生」を作ります

最後に、グループ全体で、それぞれの参加者が組み立てた「私にとって最高に心地よい共生」を持ち寄り「私たちにとって最高に心地よい共生」を制作するワークに取り組みました。「私にとって最高に心地よい共生」の総和が単純に「私たちにとって最高に心地よい共生」になるとは限りません。「私たちにとって最高に心地よい共生」を実現するためには、各人が大事にしている価値観のすり合わせが必要になることを体験するワークになりました。

それぞれの作品を持ち寄って「私にとって最高に心地よい共生」を創作しました

リカレント教育推進部とささプロは、今後も札幌市をはじめとした自治体と連携して、教育活動を通じた地域課題の解決やまちづくりの展開に、取り組んでいきたいと考えています。

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