北海道大学 人間知×脳×AI研究教育センター
「AIと人間社会」プログラム

AI in Human Society Program

Q&A

よくあるご質問

Top Q&A
北海道大学 人間知×脳×AI研究教育センター(CHAIN)はどのような組織ですか?
人文社会科学(哲学・心理学・人類学など)、脳科学(神経科学)、AI(人工知能)という三つの分野が交差する地点で、学際的・文理融合的な研究・教育を行うセンターです。
この三つが交差する地点に、これまでなかった新たな「人間についての知」、科学と哲学などが融合した「新しい人間知」が立ち上がりつつあります。
この新しい学問的知に集中して取り組むのがCHAINというセンターです。
ELSIとはなんですか?
先端技術の研究開発や社会導入に関連して生じる倫理的(エシカル/Ethical)・法的(リーガル/Legal)・社会的(ソーシャル/Social)な諸問題(イシュー/Issues)を探究する分野です。
ゲノム解析技術の発展とともに確立し、現在では、AI技術だけでなく、神経科学、原子力技術、ナノテクノロジーなどをめぐる諸問題を扱っています。
AI技術に起因して生じうる具体的な諸問題とはどのようなものですか?
具体的な問題は多岐にわたります。たとえば、AIが社会的な判断を担うと、差別や偏見を助長したり、民主的な意思決定のプロセスを歪めたり、法的な責任の所在が曖昧になったりする可能性があります。
社会的ロボットが普及すれば、ロボットをコンパニオンやパートナーとして扱う人々が登場し、その是非をめぐって社会的な議論が生じる可能性もあります。
あるいは、AIの普及によって失業者が続出し、社会制度の変革が必要となる可能性も指摘されています。
AI倫理とはどのようなものですか?
AIの研究開発・社会導入・利用にかかわる倫理的な諸問題を探究する分野を「AI倫理」と呼びます。
AIとの関係がますます重要になるこれからの社会を生きていくうえでは学ばないわけにはいかない必須の分野です。
異分野融合研究とはどのような研究なのですか?
異なる分野、たとえば哲学と心理学と神経科学とAIなどが不可分に結合する仕方で行われる研究です。
AI的な手法が神経科学研究に用いられたり、哲学的発想がAI開発やAIの社会実装に生かされたり、といった仕方で、複数の学問分野が境目なく融合した研究のことです。
このプログラムを受講すると何ができるようになりますか?
AIが社会の隅々にまで行き渡る未来社会の状況と、そこで起こってくる様々な問題について、具体的に想像できるようになります。本プログラムは、AIと共生する未来社会のあり方について、自分で考えるためのきっかけや手がかりを提供することができると思います。
受講に際して求められるITスキルはどのくらいですか?
コース1については、自宅からネットワークにつなげ、北海道大学が提供する教育学習システムELMSにログインして講義動画を視聴します。
パソコンから動画を視聴できる基本的なITスキルが求められます。
コース1の募集対象は、具体的にはどのような人を想定していますか?
AI技術の開発・実装に携わる企業や、AI技術の活用あるいは活用を検討している企業や行政の職員(研究開発、営業、法務など)、経営者、およびAIの社会実装やDXの推進に関わる官公庁やNPOの職員、教育関係者などを想定しています。また、AI技術に関心のある大学生や研究者、意欲のある高校生も想定しています
コース2の募集対象は、具体的にどのような人を想定していますか?
AI事業の統括責任者、AI倫理委員会の委員、AIスタートアップ経営者、およびAIの社会実装やDXの推進にリーダーシップを持って取り組む官公庁やNPOの職員、教育機関の責任者などを想定しています。また、AI技術に関心があり、今後スタートアップなど技術の社会応用を考えている大学生や研究者なども想定しています。
コース1aのみ(またはコース1bのみ)を受講することはできますか?
はい。コース1aとコース1bはそれぞれ独立したコースです。
ただし、AIのELSIに関する包括的な知見、そして異分野融合研究に関する包括的な知見を得るために、
2つのコースを受講することをおすすめします。
コース2(対面授業)に興味があります。どのようなことを行うのですか?
導入講義も行われますが、グループ・ディスカッションやプレゼンテーションなど、アクティヴ・ラーニング形式の演習授業が中心になります。
多様な分野・業種などから集まった受講生の間で、様々な角度からの意見に触れ、講師のフィードバックも受けつつ、近未来社会におけるAIの社会実装について、
より具体的に踏み込んで思考するスキルを磨きます。受講生間のネットワーキングも行うことができます。
コース2(対面授業)のみを受講することはできますか?
いいえ。コース2の申込には、コース1aまたはコース1bの申込みが必要です。
※2023年度コース1a・コース1bの受講者もお申込みできます。
コース1のオンデマンド講義はどのようにして受講するのでしょうか?
北海道大学の教育学習システムELMS(Learning Management System, 学習管理システム)を利用し、オンデマンド講義を受講します。
ELMSにログインするためのIDとパスワードは、お申込後、郵送でお知らせします。
コース1の講義スライドは資料としてダウンロードできますか?
講義スライドの配布は行いません。
修了証は学位になりますか?
いいえ。学位にはなりません。
領収書は発行できますか?
申込専用サイト「e-apply」より領収書をご発行いただけます。
お支払い完了後のマイページより「決済履歴」のタブを表示すると、支払済みの商品が表示されます。
「領収書」ボタンをクリックすると領収書が表示されます。
入金後のキャンセル(取り消し)について教えてください
ご入金後、受講者の都合によるキャンセル(取り消し)の場合、受講料の返金はいたしません。開講期間を十分にご確認の上、お申込みください。
自然災害等のやむを得ない事情により受講が困難な場合は、事務局までお問い合わせください。
なお、コース2(対面授業)については、開催定員に満たない場合は、開催中止となります。ご入金済みの受講料の返金手続きについては事務局より改めてお知らせいたします。

受講申し込み

募集期間は2024年10月1日(火)から開始いたします。
コース1a、コース1b、コース2のお申込み・お支払いは、
下記のボタンをクリックして専用サイト「e-apply」にお進みください。